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【アバタロー】「空気」の研究|山本七平 人間の思考を奪う、社会の支配構造

「空気」の研究

日本の同調圧力、空気というものについて考察した山本七平氏の著書をわかりやすく解説した動画です。

「空気」による支配

人を支配しているのは法律だけでなく、空気が強い支配力を持っています。

以下の3つによりこのような空気がもたらされます

「臨在感的把握」の絶対化  個人の感想が絶対かの様に扱われる

「感情移入」の絶対化    周囲の感情が絶対かの様に扱われる

「命題」の絶対化      ○○すべきだ、ということが絶対かのように扱われる

村社会が根強く残っている → 状況倫理 

空気によって生まれた状況倫理が責任を曖昧にし、真実を隠します。

「あの場ではああするしかなかった」ということばで。

「空気」に抗うためには

あらゆる拘束を自らの意思で断ち切って(前述の3つを絶対化しない)

自分本来の思考を大事にする。

根本主義=原点回帰することが重要。

個人的感想

現代では、法律で縛る場合は強制力とともに代償・保証が求められたりするので、「空気」で縛ることによってリスクなく人を縛ることが出来てしまう。

このコロナ下での様々な自粛も、良くも悪くもこの空気による支配に他ならないのではないかと思っています。

会議での意思決定でも誰も責任も取らず、「あの場ではああするしかなかった」となってしまうことがないでしょうか?

最近注目されている、心理的安全性というのも、この「空気」を打破することに他ならないのではないかと考えています。

「空気」による支配、気づいた人から抗っていきたいものです。